平康慶浩著「うっかり一生年収300万円の会社に入ってしまった君へ」の書評と要約を。
本書は4社に1社が昇給ゼロの時代に、年収を増やす方法を解説したものである。
会社を
・ブラック型企業 ・業績悪化型企業 ・二重苦企業
に分割して、それぞれの対応策をまとめている。
時代背景として、
・少子高齢化、人口減少、グローバル化、経済状況の悪化により、企業が利益をより重視するようになった ・転職市場の流動化により、労働力に最安値がつけられるようになった。 があることにより、昇給しないインセンティブが働く構造になっていることを指摘している。
給与が上がりやすい業界は、インフラ系、不動産、情報通信などであり、上がりにくいのは宿泊、飲食などのサービス系 。
給与を上げるポイント
1.できるだけ誰かと一緒に仕事をする 2.君の評価をする人に直接ホウレンソウをする 3.品質よりもスピードを重視して仕事をする
本書はあくまで、
現在所属している企業内で
給料を上げることに終始している。
昇給がなくなった時代背景は逆に、
副業で稼げる手段が増えた
ともいえるのではないだろうか。
そのように考えると、
企業内で昇給を目指すのか、それとも副業・独立して稼ぐのか
を総合的に考えていく必要があるのではないだろうか。
うっかり一生年収300万円の会社に入ってしまった君へposted with amazlet at 14.06.22東洋経済新報社 (2013-05-20)
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