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「僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。」ー出雲充ユーグレナ社の誕生秘話

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「僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。」

本書はユーグレナ社の代表取締役である出雲充氏がユーグレナ社を設立し、ミドリムシの大量培養技術を世界で初めて開発し、会社を軌道に載せるまでを綴った自叙伝的起業話だ。
  内容のネタバレはしないように配慮して、
純粋に感じたこととして、

  • そもそも実力がある。
     東大卒であり、ビジネスコンテストを主催し、三菱UFJに入行

  • 運がいい
     読んでいてただただ運がいいなと感じる点が多かった。

  • 人に恵まれている
     これも運がいいに通じるが、人柄のなせた結果だろう。

運がいいといっても、

  • チャンスを掴む力

  • 行動力

は素晴らしく、それがあったから「運が生きた」ともいえる。
そういう意味で、成功者は皆、運と実力に恵まれていて
チャンスを掴むのが上手いと改めて感じた。

その点において、自分が同じ状況で実現できたかと考えると、無理であったように思う。
普通に鈴木さんみたいに、研究者の道を歩みながら、ミドリムシ培養の技術開発を行っていただろう。
ビジネス化しようという考えは持てなかったと想定している。

とにかく、

ミドリムシの潜在能力は素晴らしく、ユーグレナ社は本当に世界を変えられると思う。

「この世にくだらないものなんて、ない」

そう、思います。