「僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。」
本書はユーグレナ社の代表取締役である出雲充氏がユーグレナ社を設立し、ミドリムシの大量培養技術を世界で初めて開発し、会社を軌道に載せるまでを綴った自叙伝的起業話だ。 内容のネタバレはしないように配慮して、 純粋に感じたこととして、
そもそも実力がある。 東大卒であり、ビジネスコンテストを主催し、三菱UFJに入行
運がいい 読んでいてただただ運がいいなと感じる点が多かった。
人に恵まれている これも運がいいに通じるが、人柄のなせた結果だろう。
運がいいといっても、
チャンスを掴む力
行動力
は素晴らしく、それがあったから「運が生きた」ともいえる。 そういう意味で、成功者は皆、運と実力に恵まれていて チャンスを掴むのが上手いと改めて感じた。
その点において、自分が同じ状況で実現できたかと考えると、無理であったように思う。 普通に鈴木さんみたいに、研究者の道を歩みながら、ミドリムシ培養の技術開発を行っていただろう。 ビジネス化しようという考えは持てなかったと想定している。
とにかく、
ミドリムシの潜在能力は素晴らしく、ユーグレナ社は本当に世界を変えられると思う。
「この世にくだらないものなんて、ない」
そう、思います。
僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。――東大発バイオベンチャー「ユーグレナ」のとてつもない挑戦posted with amazlet at 13.12.15出雲 充
ダイヤモンド社
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