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プレジデントピジョン「起業への情熱」書評まとめ

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未来の社長たちへのメッセージ、プレジデントビジョン「起業への情熱」を読んだのでその書評を。

本書は様々な起業家へのインタビューをまとめたものである。
そのため、体系だった理論や、知識の提供というよりは、起業家の生の声と、具体的な事例・考え方を学べるものである。

読む人それぞれによって、気に入った言葉や考え方を、各起業家から取捨選択するというような読み方が良いだろう。

以下に要点だけを抜き出してまとめたい。

株式会社ネットエイジグループ 代表取締役社長 西川潔

・既成の枠に縛られず、とことん背伸びして、この10年を生きて欲しい。 ・いろんなものをどんどん連続的に生み出していきたい。 ・夢があるというかやりたいことをやる”夢追い人”的な要素があります。 ・わくわくするとうことは自分に向いているんだ。 ・能力があり、アンビションがある人は自分の事業としてよりスケールのでかいところを狙ってほしい。

GMOインターネット株式会社 代表取締役会長兼社長 熊谷正寿

・夢や目標を決めて細分化し、紙に書いたものを繰り返し繰り返し見て、潜在意識に叩き込む ・20歳のときに作った未来の設計図がすべてのベース ・自分が知らないことを知るからこそ人に経緯を持って接せられる ・決してなくならない仕事を選び、なくてはならない企業を目指す ・パワフルに生きられるのは「夢」があるから、一生ベンチャーでいきたい

株式会社USEN 代表取締役社長 宇野康秀

・「事業家の存在そのものに価値がある」と考え頑張って欲しい ・組織づくりで欠かせないのは自分に何ができて、何ができないかを把握すること ・どんな小さな組織でも大きなもくひょうを掲げないと会社は大きくならない ・組織の機動力を保つために社員全員が同じ次元で会話ができるように心がけている ・せっかくこの年代に生まれたのだから事業をやらないでどうすると思った

株式会社ワークスアプリケーションズ 代表取締役最高経営責任者 牧野正幸

・人生の中でどれだけたくさん苦労するか、頭を使うかがすごく大事なこと ・創業の目的に沿わないなら会社をやる意味がない ・世界トップクラスの問題解決型人間が集まるフィールドを作る ・経営チームは「こいつ以上に優れたヤツはいない」という人間を集める ・たとえ赤字になっても優秀な人材を採ることにあらゆる資源を投入する ・優秀な人たちといっぱい出会って楽しく仕事をしたい

松井証券株式会社 代表取締役社長 松井道夫

・一番大事なのはアナログの感性。美しいな、良いなという気持ちに対して人はお金を払うことになる ・社長にとって一番大事なことは思い込みで決断すること ・ボクは社員に「頑張るな」という。「頑張らなくてもいい方法を考えろ」と。 ・会社の寿命は3年。生まれては消える時代が始まった。

株式会社MCJ 代表取締役社長 高島勇二

・人任せではなく、世の中を自分の力で変えてやるという若者が出てきて欲しい ・当初からキャッシュ・フローがマイナスにならないビジネスモデルを考えていた ・会社というのは失敗やミスで潰れるのではなく、おごりや高ぶりが消すんだ ・日本初の名だたるメーカーとして世界に出て行きたい

ソフトブレーン株式会社 代表取締役会長 宋文洲

・できるだけ早く人間として自立し組織と対等な関係を築いてほしい ・うまくいかない理由というものは無限にあるものではない ・仕事に結果を出すにはプロセス・マネジメントの発想が必要 ・ビジネスのステージが変わればプロセスの設計も変えていく ・会社・生き方に「やっぱり変だよ」と思ったら変えていく

株式会社インボイス 代表取締役社長 木村育生

・会社を大きくして世の中で光る会社にしたいと思うなら自分が成長してく以外に道はない ・留年して出遅れたこともあり私は私の道を作ろうと決意した ・私達の商品が売れる理由は、お客様の希望を叶えているから ・社長は社員より優れた人間でいなければならない

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