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書評要約「武器としての書く技術」イケダハヤト著

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イケダハヤト著「武器としての書く技術」ではネット上での「ブログ」を書く技術、
つまり、ストリートライブ・ゲリラ戦としての書く技術を伝えるのが目的である。

イケダハヤト氏はブログで月70万PV、約50万円稼いでいるとのこと。

以下、本書のまとめである。(というかほぼ目次)

新時代に求められる4つの力

1スピード感
2コピー力
3引きつけておく力
4リピートしてもらう力
+感染力

文章が残念な人の10の特徴

1何がいいたいのかわからない
2文章が長い、一文が長い
3同じ語尾が続く
4抽象的すぎる
5私的すぎる
6「〜だと思います」「〜な気がします」が多すぎる
7多方面に気を使いすぎて何が言いたいかわからない
8まじめで優等生
9最後まで読まないと結論がわからない
10そもそも内容がつまらない

凡人の文章を最強の文章に変える10の魔法

1「編集者」になって自分の文章を添削する
2読者の思考を先回りする
3記事のタイトルを工夫する
4人目をひきやすいマジックワードを文章に混ぜる
5ワンテキスト・ワンテーマの法則
6リズムのよい文章を意識する
7半径3メートル以内の言葉を使う
8ひらがなとカタカナ、漢字のバランスに気をつける
9ネットでウケる文脈を意識する
10名言などの引用を混ぜてみる

月40万字書き続けるぼくの12の秘密

1完璧主義をやめる
2下書きをためない
3ひとつの文章を15分で書く
4執筆スイードを高める訓練をしている
5ネタ切れしないためのたった一つの条件
6目の「解像度」を高くしておく
7至芸を文章化する高速な回路を持つ
8割り切れないことを考え続ける繊細さを持つ
9稼げるようになれば継続できる
10批判と上手に向き合う
11イケダハヤト流「飛ばし読み」速読術
12とにかくアウトプットする

書く技術というより、アクセス数を増やすための運用術という意味での一部としての書く技術であるように思われる。

そこであえて「書く技術」というテーマで書き、そのテーマの中でいうと新しい感じさせる著者のポジショニングのうまさ。
何はともあれ、ブログを書いている方は、確実に参考になるのでオススメしたい。


武器としての書く技術 (中経出版)
KADOKAWA / 中経出版 (2013-06-27)
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